1955-06-06 第22回国会 衆議院 予算委員会 第24号
さらに二月四日付に、ソ同盟政府の提議を受け入れ、政府はただちに話し合いに応ぜよ、ということがありまして、全国民の先頭に立って、鳩山内閣が直ちに話し合いを開始するよう世論を高め、団結して要求しなければならない、と強調いたしております。二月十九日、同じくアカハタの、対ソ交渉をすぐ開始せよ、という項目におきまして、鳩山内閣が対ソ交渉のための正式代表を直ちに送るよう要求しよう。
さらに二月四日付に、ソ同盟政府の提議を受け入れ、政府はただちに話し合いに応ぜよ、ということがありまして、全国民の先頭に立って、鳩山内閣が直ちに話し合いを開始するよう世論を高め、団結して要求しなければならない、と強調いたしております。二月十九日、同じくアカハタの、対ソ交渉をすぐ開始せよ、という項目におきまして、鳩山内閣が対ソ交渉のための正式代表を直ちに送るよう要求しよう。
ソ同盟政府は日ソの二国間で話し合えば交渉は成功するに違いない旨言明しておると伝えられておるが、この点、政府はどう考えておるか。話し合い場所として、東京もしくはモスクワを選ばないで、なぜニューヨークを選んだかについても、はっきりしてもらいたい、鳩山首相は、先般、日ソ話し合いには広範な領有権を主張する旨を記者団に語っておる。
○高田(富)委員 簡單にお伺いしたいのでありますが、いよいよ政府も独立したという建前に立つて、外交権を回復したいということでありますので、この際引揚げ問題につきましては、今までのようにややこしい、わけのわからないような手続等をとらないで、單刀直入に、政府みずからが直接ソ同盟政府並びに中華人民共和国政府に対しまして、この抑留者の状況等について、あらためてあなたの方で持つておる正確な資料を提示し、またあちら
そこで私は本日政府にお聞きしたいことは、ソ同盟政府が一九五〇年二月一日、細菌の戦犯として石井、北野、若松らの引渡しを要求したのでありますが、これについて日本の政府からは何らの回答もなさず、またこの戦犯について、いかなる処置をしていたかということについての発表も、われわれ聞いておらないのであります。事国際的な問題となり、日本人の名前がここに出ておる。
(拍手)ソ同盟政府の会議参加は、この客観的基礎の上に立ち、すみやかなる講和の達成をはからんとする積極的熱意を証明するものにほかならないのである。(拍手)わが党は、日本及び世界の平和の陣営の声を代表し、米国草案調印を━━━━━━━なりと宣言する。米国草案に、吉田総理がたとい調印したとしても、その運命は知るべきである。日本人民は、みずからの手によつてこれを無効に帰せしめるであろう。
しかるに、この国際連合総会における討議に際し、日本帰還者同盟、日ソ親善協会及び民主主義擁護同盟の在日三団体より同総会に対し、この討議の焦点をそらすべき「日本人抑留者の問題は問題の性質からして国際連合総会に提出さるべきものでなく、一九四六年十二月十九日の『ソ連地区引揚に関する米ソ協定』に基き実施せらるべきものである」、又在ソ抑留日本人の数字については「ソ同盟政府発表を正確なものとして確信せざるを得ない
しかしその通り読ましていただきまするならば、「終戰以来前後矛盾なく数次にわたつて発表せられた唯一のものとしてソ同盟政府発表を正確なものとして確信せざるを得ない」とはつきりおつしやつておられますが、このことはタス通信をさすものと私どもは解釈いたします。
第三、更に一方「前後矛盾なく数次に亘つて、発表せられた唯一のものとしてソ同盟政府発表(註タス通信による発表を指していると考える)を正確なものとして確信している。
この点に於て吾々は終戰以来前後矛盾なく数次にわたつて発表せられた唯一のものとしてソ同盟政府発表を正確なものとして確信せざるを得ない 第一〇二回対日理事会に於て引揚問題が論ぜられたる際われわれは右資料が連合諸国を或は欺瞞し或は誹謗するものであり且つ本問題が国際紛争の原因となることを憂慮せるが故に一九五〇年一月十六日質問状を以て日本政府にその数字的根拠を追求したが、政府門川者は返答に窮し「手 の内
そういうことは抜きにして、ただここで申し上げたいのは、あなたはソ同盟政府発表のものは正確なものとして確信せざるを得ない、こう断言しておりますので、ソ同盟の発表によるものが確信的なものだ、あとのものは信用できない、こういうことになるのですが、そのソ同盟の発表——タス通信の発表が的確なものだと御解釈になるのかどうか、それを承りたい。
○受田委員 今の小澤さんの御意見では、ソ同盟政府は米ソ協定による日本人捕虜の送還はやつたが、B項の一般日本人の送還は現在まだ実行していないということになりませんか。
これはマツカーサー元帥とデレビヤンコ中将が協定して作成されたものでありまして、これに基きまして、四九年四月には年内完了の正式発表があり、十一月には完了し、(「完了していないぞ」と呼ぶ者あり)五〇年五月には、タス通信によつて、ソ同盟政府の送還完了の正式発表がなされたのであります。
たとえば亀沢証人によると、ソ連側政治部員キシロフ中尉が、收容所あてのロシヤ語の印刷体の文書を示して読んで聞かせたと言つておるのでありますが、これがかりにその通り真実であつたとしましても、これをもつて徳田球一氏がソ同盟政府に対し、反動は帰すなという要請をしたことを直接証明する証拠となり得ないことは明白な事実であります。このことは報告書自身も証明しておるのであります。
しかし考えてみると、ソ同盟政府と吉田内閣とは、ライオンと子ねこであります。昔から子ねこがライオンを脅迫したという話は聞いたことがない。だが、確かにこの子ねこがライオンに恫喝を試みようとしておる。一体何か。この逆現象は、子ねこが、とらの威を借りてのみやれることなのである。
日本共産党がソ同盟政府に対し、日本人捕虜で共産主義化されないものは送還しないようにという要請をしたかとうかという問題については、要請したと言われる徳田球一氏と、要請の相手であるソ同盟政府、このいずれもがこういう事実がなかつたということを明らかにしておるのであります。
第一、要請問題については、徳田球一氏と、要請の相手であるところのソ同盟政府、このいずれもが、かかる事実はなかつたということを明らかにしておるのであります。(「うそだ」と呼ぶ者あり)徳田書記長は、考査委員会におきまして、これを明白に否定し、ソ同盟政府はタス通信を通じて、これをばかばかしい、悪意あるつくり話であると公表しておるのであります。
つまりタス通信の抗議として、四月四日モスコーで、日本のラジオは対日理事会英国代表の発表に続いて、日本の国会において、ソ同盟から帰還した者のうちの或る某軍人捕虜が、ソ同盟政府は日本共産党の要請により、日本の軍事捕虜のうちの反動的分子の帰還を阻止しているかのごとき報道を流布している。これに対しタス通信はこの馬鹿々々しい報道は惡意ある虚構であると公式に声明した。
自分達の分所で問題になつたのは、徳田書記長から日本共産党の名を以てソ同盟政府に対して反動は帰して呉れるな、反動は帰つて来ないようにと要請したと、このようなふうに自分達は聞いたということを泉田は言つたのであります。それに対してそのようなことは真実でないと……
それはあなたが、タス通信の発表はソ同盟政府の公の機関の意思発表であるからこれを信ずるというのと同じような意味において、カラカンダ地区において行われた具体的事実が多数の証人によつて証言された場合は、同じような立場において事実であるということを肯定することは当然であるとお思いになるか、その点を伺いたい。
だからソ同盟に対してわれわれが調べ得る何らの権限もないがゆえに、私たちはソ同盟政府の発表しておることが一番事実だと見なければならない。これが国際的な考え方だと信ずる。
あるいは少くとも日本共産党がソ同盟政府に対して、日本人を帰してくれということを正式に言つて来たことを、日本新聞ではどういう機会に、こらんになつておられますか。
たとえばソ同盟政府に非常に陳情されたというようなこと、あるいはソ同盟のこちらの代理あたりに、強力に働いておつたというようなことがわかつておりますか。
○西村(直)委員 それはあなた方の主観、あるいはあなた方のサークルのお考えでありますが、私がお聞きしたいのは、日本共産党が、あるいは日本国内において、進んではソ同盟政府自体に対して、非常に何か引揚げ促進についておやりになつておつた事実を御存じないでしようか。
これは日本共産党の依頼によりソ同盟政府はこのような方法をとつておる、こういう答弁があつたと言つております。このことがわれわれ同胞の帰国に重大なる支障を與えていることを、在ソ五年の生活を通じて体験している限り、われわれはこの嚴然たる事実の徹底的究明をしたいという声明が、これは石川県の下口さん、あるいは米山さん、辻さんその他数名から出ておるのであります。
「ロシヤ語のできる山森友太郎証人は二十三日午前中の委員会で「ソ軍将校が話したことは、日本共産党の要請によつて本年十一月までに日本人俘虜全員帰還せしめるというソ同盟政府の声明に対して反動分子はこの適用を受けられないと言つた」と証言したのを聞いて、久保田氏は晝の休憩中委員室で山森氏に向つて「徳田が反動は帰さぬようにソビエトに要請したのだといつてくれ」と手を合せて頼んだ、そのためか山森氏は午後には「私は後
特に植松の質問におきましては、ソ同盟政府は本年の十一月末までには、戰犯として取調べ中の一団を除いて、全部返すということを五月の十五日ごろ発表した。われわれをいつ返すのであるかという單刀直入な質問をいたしました。そのときに政治部将校の、名前ははつきりと当時は存じませんでしたが、たしかし級中尉だつたと思います。それが立つて次のように答えました。
○北條秀一君 もう一度申しますが、これは徳田書記長は政治上の責任があるということを明言されているわけでありますから、道徳上の責任ということについては、これは私は私として別な見解を持つのでありますが、確かに「国民と共に期待する」というのは何か知りませんが、徳田書記長が証言に立ちましたときに、タス通信もこれを否定する権限をソ同盟政府から與えられた。自分もアカハタ紙においてこれを否定した。
これは日本共産党の依頼により、ソ同盟政府がこのような方法をとつたのである。」という、大体大同小異なことがいろいろと送られて来ているのでありまするが、そうした点につきましては、先程あなたがいろいろ聞く人の気持、立場、その雰囲気、そうした條件によつていろいろ変わる、又勿論違うだろうと思います。こういうふうに言われる諸君が非常に多いのですが、これに対してはあなたは肯定されましようか、否定されましようか。